気になるカラダ お助けレシピ

2008年 初夏
納豆入り五目スープ

この時期気になるのは 関節の痛み

夏に向けて気温も湿度も高くなる梅雨の季節。台風や低気圧など、天候が不安定なこの時期は関節が痛むという人も多いのでは?

関節は骨と骨が凸凹の組み合わせで連結している部分で、骨の先端表面は軟骨で覆われ、骨同士が直接ぶつかり合わない構造になっています。さらに関節を包む滑膜( かつまく) から分泌される関節液が潤滑油の役目と、血管のない軟骨への栄養供給の役目を果たしています。軟骨の大半は水分、他にはコラーゲン繊維にムコ多糖類が詰まっていて、弾力性を保っています。しかし、年齢とともに軟骨の水分や構成成分の体内生産量が低下し、軟骨細胞の代謝は衰えます。その上、クッションとなる軟骨が摩擦ですり減り、骨や筋肉などに直接衝撃が伝わって痛みとなってしまうのです。

関節軟骨を柔軟に長く使うためにも、関節を支える筋力の低下や負担となる肥満予防に適度な運動を。食生活でも軟骨の成分となるムコ多糖類を含む食材などを取り入れると良いですね。

【関節の痛みに良い主な栄養成分】

・ムコ多糖類(コンドロイチン硫酸):コラーゲンと共に関節軟骨を構成する成分。粘性があり、関節に弾力や保水力を与えて柔軟に保っています。ネバネバ系食品(納豆、山芋、オクラ、なめこ、海藻、フカヒレなど)に含まれています。ちなみにコンドロイチンの語源は「軟骨のもと」という意味のギリシャ語です。

・ビタミンC:皮膚、腱、軟骨などを構成するコラーゲンの合成に必要不可欠なビタミン。

・カルシウム:骨を丈夫に保ち、筋肉の収縮にも働きます。


 

雑穀スープ・にらのピーナッツ和え

ぜんそくに良い栄養をおいしく補うレシピ

【食材ノート 納豆】

 言わずと知れた健康食、納豆。その発祥には様々な説がありますが、いずれにしても偶然藁(わら)と煮大豆が組み合わさって発酵し、誕生したようです。納豆という名前は平安時代には書物に出てきます。寺の納所(台所) で作られ、寺納豆と呼ばれた大豆料理に由来するとの説が有力ですが、これは現在の納豆とは異なり糸を引かない乾燥した納豆です。

 納豆には、女性ホルモンに似た働きをしてくれるイソフラボンや食物繊維も豊富なことがよく知られています。また、大豆のタンパク質が納豆菌によってアミノ酸に分解され、吸収されやすくなっています。さらに、納豆のネバネバに含まれる特有の酵素、ナットウキナーゼは血液のかたまりである血栓を溶かす作用があり、これも原料の大豆にはない成分です。そしてムコ多糖類の一種であるムチンも含まれていて、骨の軟骨を柔軟に保つ構成成分となります。納豆のネバネバに含まれる成分を有効に摂るためには、火は通さず、よくよくかき混ぜてから食べるのがポイント。大豆のままでは摂りきれない栄養が手軽に摂れます。伝統的に食べられ、日本人のソウルフードのひとつとも言える納豆は、その栄養や健康効果が科学的研究によって見直されている、古くて新しい食材です。

 

 


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