いちごのブラマンジェ浅井フーズ通信

気になるカラダ お助けレシピ

2020.12.16

この時期気になるのは 花粉症

早く寒さから開放されたいと望む一方で、春めいてくると不快な症状に悩まされる花粉症に複雑な気分の方も多いのでは? 年々増加傾向にあり、日本では5人に1人が花粉症ともいわれます。くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状は風邪によく似ていますが、目のかゆみや充血などを伴うのが特徴です。また、個人差や変動も大きく、集中力の低下や不眠、倦怠感などで日常生活に支障をきたす人もいます。

花粉症はアレルギー疾患の一種で、免疫機能が花粉を異物としてみなして過剰に反応し、攻撃する抗体が体内にできてしまうために起こります。アレルギー体質は遺伝するといわれていますが、欧米化してタンパク質や脂質の多い食生活、環境化学物質、ストレスなども誘発や悪化の要因とされています。

花粉症を完全に治すことは難しいですが、年間を通してバランスの良い食生活に改善することで、症状を緩和させることは可能です。また、睡眠や休養をとり、生活習慣を整えることで免疫機能を正常に保つことも重要です。花粉の飛散量が多い時期はマスクやメガネ、うがいなどの防御も必要ですが、身体の内側からの本質的な予防を心がけたいですね。

【花粉症に良い主な栄養成分】

  • ビタミンC:抗酸化作用があり、かゆみや炎症に関係する活性酸素を抑える働きがある。果物、野菜に豊富。
  • ビタミンB6:免疫機能を正常に保つ働きがある。大豆、玄米、バナナ、魚類、肉類などに含まれる。
  • ポリフェノール:アレルゲンに対して抗体が出す神経刺激物質の発生を抑える働きをもつ。抗酸化作用も。カカオ、柑橘類、ブドウ、緑茶などに含まれる。

【食材ノート いちご】

 甘い味と香りが魅力のいちご。ケーキを飾ってもさまになる輝く赤色とかわいい形も人気のもとでしょう。南米チリが原産で、日本には江戸時代末期にオランダ船によってもたらされました。しかし、当時はいちごといえば野生の木イチゴしかなかったため、大粒で酸味があり、血を連想するような赤い色から普及はしなかったそうです。ちなみにいちごの名は、木イチゴがイクラやスジコに似ているため、“ 魚( いお) の血の子”から由来するという説もあります。

 いちごといえばやはり豊富なビタミンC。Cはコラーゲン生成にも働くので美肌にも効果的。10粒程度で1日の所要量が満たせます。天然の甘味料であるキシリトールも含まれ、虫歯予防にも良いとか。いちごの果実は実はあの表面のつぶつぶだということはもうご存知の方も多いはず。赤い部分は花托(かた)くといって台のようなものです。そのつぶつぶがはっきりしていて、ヘタの緑が濃く、ピンと張って乾いていないものを選びましょう。ヘタを取ってから洗うと、肝心のビタミンCが流れ出てしまうので取らずに手早く洗って。美容と健康に、旬には毎日食べたいフルーツです。

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