姿勢と歩き方で不調を予防しましょう♪浅井フーズ通信

セルフケアで体メンテナンス

2020年 春・夏

小さな歪みは修正できます

背骨は、腕の骨、すねの骨のような1本の長い骨ではありません。
小さな円柱型の骨、椎骨(ついこつ)と、クッションの役割を果たす椎間板(ついかんばん)とが、交互に重なって構成されています。
だからこそ、体を反ったり、ひねったり、という自由な動きができるのです。
「腰が曲がる」という状態は、骨が変形してしまったわけではなく、椎骨と椎間板の重なり具合が歪んでしまった状態と言えます。
骨自体の変形ではないので、取り返しがつかないわけではないのです。
姿勢が悪くなったり、痛みが出てきた場合、骨と椎間板の重なり具合が歪んできているのかもしれません。
さまざまな悪影響が及ばないように、軽いうちに歪みを修正していくように、気をつけてみましょう。

正しい姿勢には筋肉が必要

正しい姿勢、正しい歩き方は、体への負担が少ないうえ、若々しくキレイに見えます。
しかし、よくない姿勢がクセになってしまうと、その姿勢がラクに感じてしまいます。
正しい姿勢をする方がつらくなるのです。姿勢を保つのに必要な筋肉が鍛えられていないからです。
正しい姿勢を保つ練習をスタートしてしばらくは、腹部、腰、ふくらはぎなどに力が入って筋肉痛を覚えるかもしれません。
それは、必要な筋肉がしっかり使われていなかったためです。
きちんと立てるようになると筋肉痛はなくなってきますので、心配しないで取り組んでください。
立つ、歩くは、毎日のことです。
買い物や散歩に出かけたとき、電車やバスを待つときなど、気がついたときに正しい姿勢を意識してみましょう。
慣れてくると、呼吸がしっかりできる、体が軽く感じる、肩こりや腰痛が軽くなるなど、良い変化が現れてきます。
ただし、高齢の方、足腰が弱い方の場合、ふらつきや転倒が心配なときは、ムリをしないように注意してください。

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