南瓜とアボカドの納豆ソースかけ浅井フーズ通信

気になるカラダ お助けレシピ

2020.12.20

この時期気になるのは 肩こり

冷たい風が吹くようになると、ついつい肩に力が入ってしまい、いつにも増して肩こりが治りにくく感じます。肩こりというのは、つまり筋肉のこわばりです。肩周辺には腕の動きや頭を支える筋肉があります。筋肉は実は細い筋線維の集まりで、その中には血管も神経も通っています。長時間同じ姿勢を続けたり、精神的な緊張が続いたりすると、1本1本の筋線維が緊張してこわばり、お互いに圧迫しあうのです。すると筋線維の中の血管や神経も圧迫されます。通常、動かした筋肉は緊張した後には弛緩し、その動きがポンプのような役目をして、血液の流れとともに乳酸などの疲労物質も押し流されます。でも、筋肉がこわばった状態が続くと、圧迫により血液の流れが滞って酸素不足になり、老廃物も溜まって重苦しさや痛みが出るのです。さらにその状態が継続すると頭痛や眼精疲労などにも及んでしまいます。この、こわばり→血行不良→痛み→運動不足の悪循環でこり固まらないうちに、こまめに肩を動かす、姿勢を変える、休憩をとる、温める、マッサージするなどして筋肉の緊張をやわらげ、血流を良くすることが大切です。ご自分の姿勢や日常生活を見直して、肩の筋肉をリラックスさせてあげましょう。

【肩こりに良い主な栄養成分】

  • ビタミンB1:体内でブドウ糖をエネルギーに変える時に働く。疲労回復のビタミンといわれ、筋肉の疲労を解消する。豆類や豚肉に豊富。
  • ビタミンE:末梢血管を拡げ、血行を良くし、抗酸化作用で細胞の老化を防ぐ。ナッツ類、かぼちゃ、アボカドなどに豊富。
  • ビタミンC:コラーゲン合成に不可欠なビタミン。末梢神経の働きや筋肉、血管、骨、を強化する。緑黄色野菜や柑橘類に豊富。

【食材ノート アボカド】

 「森のバター」の別名を持つアボカドは、果物にしては珍しく約20%を脂質が占めています。とはいえ、そのほとんどがリノール酸やオレイン酸など、悪玉コレステロールを減らす不飽和脂肪酸なので、生活習慣病予防にもおすすめです。さらにビタミンE、B、C、食物繊維、カリウムなど、ビタミン・ミネラルを豊富にバランスよく含んでいることから、「世界一栄養価の高い果物」としてギネスブック(英語版)にも載ったほど。原産地は中南米で、現在、日本で見かけるアボカドのほとんどはメキシコ産ですが、国内でもごくわずかに栽培されているようです。まだ熟していない緑色の実は苦味やえぐみがありますが、室温で置いて追熟させると、皮は黒く、果肉はやわらかくクリーミィに熟します。

 洋風の巻き寿司カリフォルニアロールで人気となったアボカド。果物なのに醤油や海苔などの和食材とも相性が良く、メニューが広がります。皮をむくと変色してしまうので、すぐにレモン汁をかけておきましょう。食べるだけでなく、オリーブオイルやヨーグルト、ハチミツなどと混ぜてパックにするとお肌や髪がしっとりするそうです。美容と健康を強力にサポートしてくれる果物です。

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